Colipotは副操縦士を意味します。データを要約して、今日の予定は、先月の成約商談数は、などSalesforce内のデータを活用しあなたが今知りたいことを瞬時に回答してくれます。
トレイルヘッド:プロンプトビルダーを使ってみる で紹介されているEinstein Generative AI Dev環境を使い挙動を確認してみます。5日間が使用期限のため期限が切れた後は再取得が必要です。
CopilotビルダーやModelビルダーなどでカスタマイズもできるみたいなので別途検証予定です。
初めに
生成AIを活用する場合、ユーザが入力した機密情報や個人情報の取り扱いが気になります。SalesforceではEinstein Trust Layerを用いてSalesforce外部への流出を阻止し、公正な倫理観に則って安全で偏りのないAIを実現できるとしています。
初期設定
[Eintein生成AI] – [Einstein設定]でEinstein有効化します。
画面右上に表示される「Einstein(ベータ)」から起動します。
画面右にEinstein画面が表示されます。◀ボタンで画面が広がります。
例1:取引先責任者の要約とメール文面作成
取引先責任者「佐藤 五右衛門」を開いた状態でEinsteinマークをクリックしてSuggested Actionsで表示されている”Summarize contact”ボタンで要約を指示してみます。
●事前に登録している「佐藤 五右衛門」レコード
・メール:aaa@gmail.com
・役職:営業部長
・説明:カテーテル商品の購入を2024年1月から検討されている。回答は未だ無い。
ワンタッチで取引先責任者の要約が出来ました。
五右衛門 佐藤は、Dickenson plc の重要人物であり、営業マネージャーを務めています。 2024年1月以降のカテーテル製品の購入を検討していますが、佐藤五右衛門からはまだ返答がありません。
連絡先は aaa@gmail.com 経由で連絡できます。
自分で指示を入力することもできます。
この取引先責任者へカテーテル購入の検討状況と、いつ返事がもらえそうかのメールを出したい
佐藤五右衛門さんのデータと 「カテーテル購入の検討状況」「いつ返事がもらえそうか」を考慮してメール文面を提案してくれました。
「Send Email」ボタンを押すとメール送信アクションがポップアップ表示され宛先、メール件名、メール本文が自動セットされました。適宜内容を微調整したあと送信すればメール完了です。
取引先責任者の要約で状態を確認し、それを元にメール文面を作成してくれるのは業務フローにマッチすれば大きな効率化が期待されます。
例2:探したいデータを瞬時に提示
条件に合致するデータがあるか知りたい、レコード数を知りたいなど生成AIならではの柔軟性で業務に貢献も出来ます。
今月作成されたケースを最終更新日新しい順で表示して
オープンなケースは何件あるか
Suggested Actionsの「Group new cases by priority」ボタンで優先度別のレコード集計なども可能です。
下調べや情報収集など、誰かがやってくれると助かることを副操縦士であるCopilotが実現してくれるため、あなたはクリエイティブな作業に集中できます。