3rdパーティークッキーの規制とPardotでの対応(1stパーティークッキーの活用)

Pardotトラッキング Pardot

WEBブラウザでは3rdパーティークッキーを規制する動きがここ数年で一気に広まっています。

最大手の1つであるChromeでも規制方針が発表されていますので、Pardotでも早急な対応が求められます。

今回下記のサイトが非常に分かりやすく、参考にさせて頂きました。

ありがとうございます。

The Ultimate Pardot Admin Guide to Web Tracking Cookies
Here's everything Pardot admins should know about web tracking cookies and switching to first-party cookies in your Pardot instance.

 

 

今回は架空の会社、ABC商事のWEBサイト(ドメイン名:abc.com)を例に見てみます。

前提

・Pardotのトラッカードメインでサブドメインである”go.abc.com”を認証済み

・Pardot設定で下記「ファーストパーティートラッキングを使用」にチェック付与済み

ファーストパーティー

(参考)Pardot ファーストパーティトラッキングの有効化

Help And Training Community

 

 

1st、3rdの意味

すべてのPardotでは3rdパーティトラッキングコードが”go.pardot.com”で固定されています。

また、前提で確認したように今回トラッカードメインでは”go.abc.com”を指定しています。

 

 

ここで今回例に挙げているABC商事(ドメイン名:abc.com)のWEBページを考えてみます。

ABC商事のWEBページ(自社サイト)から見ると下記イメージとなります。

・自社サイトのドメイン”go.abc.com”:自社なので1stパーティーとなる

・Pardotブランド”go.pardot.com”:自社サイトから見るとPardotは3rdなので3rdパーティーとなる

つまり今回のテーマである3rdパーティークッキー規制

=”go.pardot.com”が使用できなくなる、ということです。

 

 

3rdパーティークッキー規制の影響

3rdパーティーと比べ1stパーティートラッキングする場合は下記の手間が発生します。

・自社サイトが複数ドメインを持っている場合はその数だけトラッカードメイン登録が必要。またそれらドメインそれぞれ独自のトラッキングコードをWEBサイトに埋め込む必要がある。

・自社サイトが複数ドメインを持っているとそれぞれのサイト内でコンバージョン(WEBフォーム入力やメール内のURLクリックなどでビジターからプロスペクト変換)する必要がある。コンバージョンしていない状態では実際は同一人物でも別ビジター扱いとなる。

今まで(3rdパーティークッキー)は自社サイトが複数ドメインあっても”go.pardot.com”のトラッキングコード1つを使いまわしてWEBサイトに埋め込みできていましたが1stパーティークッキーでは少し手間が発生してしまいそうです。

safariなど一部のブラウザでは既に3rdパーティークッキーの規制が適用されているものもあり、現在Pardot運用されている環境では1stパーティークッキーへのトラッキング切り替えが求められます。

 

 

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