
2025年10月リリースのSalesforceのメジャーアップデートであるWinter26。
ついに標準機能でフローの2つのバージョン間での差分を比較可能になりました。
今まではXMLメタデータを使っての比較をするしかありませんでした。
バージョン比較が可能なフロー
2025年10月リリースのWinter26時点で、フローのversion比較が可能なのは下記フローのみです。
画面フローは対象外なので注意しましょう。
●バージョン比較が可能なフロー種別
・レコードトリガーフロー
・自動起動フロー
・スケジュールトリガーフロー
・プラットフォームイベントトリガーフロー
どこから比較を表示できるのか
下記3箇所のいずれかからversion比較画面を表示することが出来ます。
①フロービルダー
バーション切り替えボタンから「バージョンを比較」を押す

②「自動化」アプリ
比較したいフローを開き、「バージョンを比較」ボタンを押す

③「自動化」アプリ
フローのリストビュー画面から比較したいフローの▼から「バージョンを比較」ボタンを押す

レコードトリガーフローをバージョン間で比較してみる
ここではレコードトリガーフローを例に、バージョン比較の手順や内容を確認してみます。
①フローver1を作成し有効化
・商談レコードトリガーフロー
・レコード作成時だけ条件無しで常に起動するBeforeトリガー
・商談Nameを「取引先_完了予定年月」に割り当てする処理

②フローver2を作成し有効化
・商談レコードトリガーフロー
・レコード作成時だけ条件無しで常に起動するBeforeトリガー Afterトリガーに変更
・商談Nameを「取引先_完了予定年月」に割り当てする処理
・商談レコードを更新する を追加
・メールアラートを送信する を追加

③「バージョンを比較」を実施
バージョンが2つ以上ある場合は「バーチャルを比較」ボタンが表示されるので押してみます。

現在有効化状態のバージョン2と何を比較するかを指定する必要があります。
「フローバージョンを検索」部分でバージョン1を指定し、「バージョンを比較」ボタンを押してみます。


④バージョン間の比較結果を確認
下記の通り相違点が表示されました。
まずは上部に表示される下記4項目を確認してみましょう。
・「追加された項目」:新バージョンで新たに配置された要素数
・「更新された項目」:新バージョンで更新された要素数
・「更新されたコネクタ」:その要素の後に接続される要素先が更新された数
・「削除された項目」:新バージョンで削除された要素数

確かに最新バージョンであるバージョン2では下記の修正をしたため、正しい差分表示になっています。

⑤具体的な要素名と相違内容の確認
画面下部では具体的な要素名と変更内容が記載されています。
今回は下記の変更を加えているので、それぞれ正しい差分が表示されています。
1.開始要素:BeforeトリガーからAfterトリガーに変更
2.メール送信要素:要素自体を新規配置
3.商談名の割り当て要素:接続先を「終了」要素から「レコードを更新」要素に変更
4.トリガー商談の更新要素:要素自体を新規配置
⑥「詳細表示」で具体的な変更内容の確認
各要素で「詳細を表示」リンクをクリックすると、具体的な変更内容の確認が可能です。

⑥-1:「開始」要素はAfterトリガーへの変更が記載されています。
変更前、変更後、どちらの値も表示されています。

⑥-2:新規配置した「メール送信」要素では宛先や件名、本文や接続元要素など、かなり細かい内容が確認できます。

⑥-3:「商談名の割り当て」要素は内容は変更しておらず、後続の接続先要素が変更された旨だけが表示されています。
変更前の後続の接続先要素は表示されず、変更後の後続の接続先要素だけ表示されています。

⑥-4:新規配置した「トリガー商談の更新」要素では各プロパティが表示されています。
「更新するレコードを検索してその値を設定する方法」では、新規配置した要素なのになぜか変更前、変更後の値が表示されていました。

比較結果のURL
比較画面のSalesforceのURLは下記のように2つのバージョンIDを含んでいます。
・比較元が「compareTargetFlowId」というIDで管理
・比較先が「compareBaseFlowId」というIDで管理
このURLを使うことで比較結果を他の人へ共有することも出来そうです。

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