Log4j2の脆弱性 データローダへの影響

機能

Javaライブラリの1つであるLog4j2の脆弱性が報告されています。

Salesforceでは広く使用されているデータローダにも影響が及んでいます。

Log4j2とは、その脆弱性とは

こちらのWEBサイトで分かりやすく説明されています。

・Apache Log4jの脆弱性とは 悪用方法と対策をわかりやすく解説

Apache Log4jの脆弱性「Log4Shell」とは わかりやすく解説
 Apache Log4j(アパッチ ログフォージェイ)は、Webサーバーなどのログの管理など世界中で広く使われています。このLog4jの脆弱性「Log4Shell」を悪用した攻撃が世界中で見つかっており、内閣サイバーセキュリティセンター…

今回のLog4jで見つかった脆弱性は、ログとして記録された文字列から、一部の文字列を変数として置きかえる機能「JNDI Lookup」を悪用したものです。

脆弱なLog4j2が稼働しているシステムに、攻撃者はある文字列を含むデータを送り、処理させます。この攻撃文字列を処理しようとしたLog4j2は、JNDI Lookup機能により、攻撃文字列によって指定されたURLにアクセスしようとします。Log4jは、攻撃者が用意した悪意のあるJavaコードをダウンロードし、システム内で実行してしまうというものです。

その結果、プログラムの実行、サーバーに保存されているデータの改ざん・情報盗み出しなどができてしまうおそれがあります。

https://smbiz.asahi.com/article/14502837

対応方法

バージョン53.0.2以降にバージョンアップしてください。

注意点

今まで使用していたデータローダのjarファイル(バージョン45.0.0で言うとdataloader-45.0.0-uber.jar)のみを置き替えるのではなく、

binフォルダのencrypt.batやprocess.batも新しいバージョンに置き換えてください。

各batファイルにはDATALOADER_VERSIONが指定されているためです。

また、古いバージョンではprocess.batでprocessがProcessRunnerとなっており、

新しいバージョンではDataLoaderRunnerとなっている点でも置き換えが必要です。

【バージョン45.0.0のprocess.bat】=旧バージョン

processランナー

【バージョン53.0.2のprocess.bat】=新バージョン

バージョン確認

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