Summer’25は2025年6月にリリース予定です。先日取得したプレリリース環境で主な新機能挙動を確認してみます
Summer25は下記のスケジュールでリリースまで向かうようです。
新情報が出次第、追記予定です。
・2025/4/17:プレリリース組織のサインアップ開始
・2025/4/23:英語版リリースノートの公開
・2025/1/3:Sandboxプレビューインスタンスで有効化Sandbox準備期限
・2025/5/9:Sandboxプレビューの開始
・2025/6/13:本番リリース
画面フローの各コンポーネントで「Style」が使用可能に
画面フローの画面要素にて、テキストなどの各コンポーネントで「Style」タブが新登場しています。
「Width」でコンポーネントの幅を、「Vertical Alignment」で縦方向のTop、Middle、Bottom配置を指定できるようになりました。

⚫️Vertical Alignmentのプルダウンからは下記のように選択が可能です。
①Width

②Vertical Alignment

画面フロー:繰り返しコンポーネントの横幅が指定可能に
先ほど紹介したコンポーネント「Style」を使用することで、繰り返しコンポーネントがより使いやすくなりした。
2024年2月に新登場した繰り返しコンポーネントですが、1つの入力画面が横幅100%だったため縦に長く表示され使いづらい仕組みでした。

これからは横幅を自由に指定しながらスタイリッシュな見た目に設定できます。
まずは繰り返しコンポーネントを幅4/12で配置し、そのコンポーネント内に日付とテキスト配置します。

デバッグすると下記のような見え方になります。

デバッグ画面で「追加」を押すと、右に1つ入力画面が追加されました。

繰り返しコンポーネントを幅4/12で配置してる場合、さらに追加ボタンを押すことで入力画面が1行に3つずつ画面が追加されていきます。

画面フロー:新コンポーネント「Visual Picker」で選択肢をアイコン化
Summer25のフローでの目玉機能の1つです。
選択肢をプルダウンやチェックボックスではなく、アイコンから選択できるようになりました。
⚫️ポイント:アイコン化できる選択肢は、フロー内で作成する選択肢のみ。オブジェクトマネージャーで事前に作成した標準選択リスト、カスタム選択リスト項目の選択肢はアイコン化できないようです。
フロー内で選択肢を作成する際に、その選択肢に対応するアイコンを1つずつ指定します。



[Choose Icon]からその選択肢で表示するアイコンを1つ指定します。
⚫️アイコンは3タイプから指定可能
①Utility

②DocType

③Standard

2つの「Visual Picker」コンポーネントを配置しデバッグをしてみます。

アイコンにて選択できるようになりました。

クリックすると青くなり選択済み状態になりました。

通常のプルダウン選択と同じく、複数選択ができるように設定しておけばアイコンでも複数選択が可能です。


画面フロー:プレビューサイズが指定可能に
画面フローの画面要素で「Preview Size」が登場しました。
Large、Medium、Smallから選択できます。
従来の幅はデフォルトでLargeとして指定できます。

Mediumはクイックアクションで画面フローを使用する際の幅です。

Samllはスマホアプリやユーティリティバーの幅です。

オブジェクトマネージャー:プロファイルや権限セットの編集が可能に
オブジェクトマネージャーのオブジェクトアクセスから一括編集が可能に。

プロファイル毎の権限を一括編集出来るようになりました。

フロー:要素表示がコンパクトになり扱いやすく
フローの要素はいままで正方形でしたが、今後は横に長い長方形になります。
縦にたくさんの要素が並ぶフローでは可視性があがる嬉しいアップデートです。
また、”要素をコピー”など各要素への操作も表示がコンパクトになり、より省スペースで扱えるようになりました。

フロー:デバッグ画面が使いやすく
画面の右1/4ほどの幅に固定表示されていたデバッグ画面がの幅を自由に調整できるようになりました。
マウスで左右にドラッグすることで調整できます。
また、デバッグの詳細もユーザに分かりやすいような表現になりました。

非同期実行

フロー:「メールを送信」アクションがさらに使いやすく進化
①CC、BCCの宛先がコレクションでも指定可能に
いままははカンマ区切りのテキストでのみで指定可能でしたが、今後はテキストコレクションでも指定可能になります。

②送信者タイプが選択リストから指定可能に
いままはで[CurrentUser][DefaultWorkFlowUser][OrgWideEmailAddress]のいずれかをテキストで直入力が必要でした。
これからは選択肢にて指定が可能になります。

また、送信者タイプ含めてメール送信アクション内のプロパティでは固定値を入力するか、リソースから指定するかを選ぶ形に変更になっています。

③メールコンテンツの設定が2つから指定する形に
「configure email content」から下記2つのいずれかを選択します。
A:Compose Email Content

B:User Email Templete

④詳細オプションで[Action Version]を指定する形に
③のように「configure email content」を2つから選ぶ形がver1.0.1、
Spring25以前の形がver1.0.0のようです。
Spring25以前に作成したメール送信アクションはver1.0.0になっているということでしょう。

フロー新規作成画面が新規自動化として表示
