Salesforceの注目新製品:Agentforceを触ってみた

Salesforceの注目新製品:Agentforceを触ってみた 機能
Salesforceの注目新製品:Agentforceを触ってみた

Agentforceとは2024年9月に発表された自律型AIエージェントです。
さまざまなユースケースに対応できる独自のAIエージェントをローコードで構築、カスタマイズ、導入することができることが特徴です。

Agentforceとは

SalesCloud、ServiceCloudなどのコア製品はもちろん、TableauやSlackなど各Salesforceファミリーの基盤となる形でDataCloud上で動くという立ち位置のようです。

https://x.com/Benioff/status/1826735733761323466

まずは実際に作成、動作させてみる

・データを検索、分析してユーザの仕事をサポートするコンシェルジュのように補助する
・ECサイトでAIチャットボットとして動作させる、ユーザの好みにあった製品を紹介してくれる
など多くのことが実現できるようです。

まずはTrailhead「Agentforce Service Agent を設定する」に沿ってプレイグラウンドでAgentforceを構築してみます。
プロンプトビルダーを検証した下記記事のように、Agentforce専用のプレイグラウンドを作成する必要があります。この環境は通常のDeveloper環境と違い使用できる期間が決められているとのことで、期限がくれば環境がリセットされる仕様のようです。


それではTrailhead「Agentforce Service Agent を設定する」に沿って進めていきましょう。


エージェントや Web リリースなどを有効にする

・表示言語をEnglishから日本語へ変更する(英語のままでも大丈夫です)


・[Einstein 設定] – [Einstein を有効化] をオフからオンへ変更


・[Einstein ボット] – [Einstein ボット] をオフからオンへ変更


・[エージェント] – [Einstein Copilot for Salesforce] をオフからオンへ変更
一旦ログアウトし再ログイン


・[組み込みサービスリリース] – [ESA Web Deployment] を選択


・[公開] をクリック



Experience Cloud サイトを公開する

・[デジタルエクスペリエンス] – [すべてのサイト] – [coral-cloud]の「ビルダー」 をクリック


・[公開] – [公開] と進む


・[管理] をクリック



エージェントを設定する

●トピックの作成
・[エージェント] – [Coral Cloud Experience Agent] をクリック


・[ビルダーで開く] をクリック


・[新規] – [新規トピック] を選択



・そのまま [完了] をクリック




●アクション①:体験の詳細を取得するアクションをエージェントに追加する
・作成した「Experience Management」トピックをクリック


・[このトピックのアクション] – [新規] – [アクションを追加] を選択


・[参照アクション種別]でFlow、[参照アクション]でGet Experience Detailsを選択


・入力で[入力が必要]、出力で[会話に表示] にチェックを付け完了する


・画面右に表示されているエージェントビルダーで[会話プレビュー] の右上にある [更新)] をクリック


・ダイアログボックスに[Can you let me know more about the full moon beach party experience?と入力すると「Full Moon Beach Party」レコードがサジェストされる
※Experienceオブジェクトの「Full Moon Beach Party」レコードの詳細を教えてもらえますか?という質問


●アクション②:パーソナライズされたスケジュールを生成するアクションを追加する
・もう1つアクションを追加するため、[このトピックのアクション] – [新規] – [アクションを追加] を選択


・[参照アクション種別]でPrompt Template、[参照アクション]で[Generate Personalized Schedule]を選択


・[エージェントアクション手順]へ入力、入力のContact[手順]へ入力、出力のPrompt Responce[会話に表示]にチェックを付ける


●アクション③:顧客の詳細を検証するアクションを追加する
・さらに1つアクションを追加するため、[このトピックのアクション] – [新規] – [アクションを追加] を選択


・[参照アクション種別]でFlow、[参照アクション]で[Get Customer Details]を選択


・emailとmemberNumberで[入力が必要]にチェックを付け、contactの[会話に表示]にチェックをつけ完了する


●アクション④:セッションレコードを取得するアクションを追加する
・もう1つアクションを追加するため、[このトピックのアクション] – [新規] – [アクションを追加] を選択


・[参照アクション種別]でFlow、[参照アクション]で[Get Sessions]を選択


・experienceIdとstartDateで[入力が必要]にチェックを付け、sessionsの[会話に表示]にチェックをつけ完了する

●アクション⑤:予約を作成するアクションを追加する
・もう1つアクションを追加するため、[このトピックのアクション] – [新規] – [アクションを追加] を選択


・[参照アクション種別]でFlow、[参照アクション]で[[Create Experience Session Booking]を選択


・Contact_IdとGuestsとSession_Idで[入力が必要]にチェックを付け、Guestsで[ユーザーからデータを収集]にチェックを付け、 BookingとOutput_Messageの[会話に表示]にチェックをつけ完了する


●正しいアクションを選択する指示をエージェントに提供する
説明をトピックに追加します

・[トピック設定]タブ内の[命令を追加]を5回クリックする。


・事前入力されていた1つ目の説明はそのままで、2つ目~6つ目の説明欄へ下記を記載していく。
説明1つ目:下記はすでに記載済みのため変更しない
If a customer would like more information on Activities or Experiences, you should run the action ‘Get Experience Details’ and then summarize the results with improved readability.Always ensure you know the customer before running this action.

説明2つ目:下記を入力する
If the customer is not known, you must always ask for their email address and their membership number to get their Contact record by running the action ‘Get Customer Details’ before running any other actions.

説明3つ目:下記を入力する
If asked to get sessions for the experience use the ‘Get Sessions’ action.Ask for the Date of the sessions if not provided.Use the Id of the Experience__c from the ‘Get Experience Details’.Do not use the experience name, this must be an ID.

説明4つ目:下記を入力する
Convert the date to YYYY-MM-DD format before using it for the ‘Get Sessions’ action.

説明5つ目:下記を入力する
If asked to book, use the action ‘Create Booking’.The Contact__c is the contact ID from the ‘Get Customer Details’.The Session__c is the ID of the session from the action ‘Get Sessions’.If multiple sessions are present, ask to select one of the sessions and use that Session as the ID for the Session__c.Prompt for the Number of Guests and use that for the Number_of_Guests__c.

説明6つ目:下記を入力する
If asked to recommend experiences that a user might be interested in, use the ‘Generate Personalized Schedule’ Action to generate a schedule based on a contacts interests.Use the contact record from ‘Get Customer Details’ and pass it into the Contact input.


・[有効化]をクリックする

Agentforceのエージェントをテストする

・先ほど有効化したエージェントの会話プレビューで「フルムーンビーチパーティー」について問い合わせてみます。

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