Lightning ExperienceのUI上であっても一部の機能はClassicチックな見た目のものは、まだまだ多くあります。
今回のSalesforce Winter25ではカスタムレポートタイプの管理画面がLightning Experienceチックな画面に進化します。
拡張カスタムレポートタイプ管理ページ(Enhanced Custom Report Type Setup Page)として、ベータ版ながらリリースされます。
事前設定
Winter’25以降では[レポートおよびダッシュボードの設定] – [Enhanced Custom Report Type Setup Page (Beta)]表示されるため、有効化しておきます。
カスタムレポートタイプを作ってみる
[カスタムレポートタイプ] を選択すると下記のような画面になります。
独立したリストビューとして、ピン止めしたり自分でリストビューを作ったりが出来ます。
初回表示時はカスタムレポートタイプの作成手順が表示されます。
手順は下記3ステップであることが分かります。
1.オブジェクトの選択
ユーザーがレポートに含めることができるオブジェクトを選択します。
2.リレーションを定義する
レポート内でユーザーが使用できるオブジェクト間の関係を定義します。
3.フィールドの選択
ユーザーがレポート列として含めることができるフィールドを選択します。
従来のUIと同じく、カスタムレポートタイプを作成するために下記を指定します。
・主オブジェクトの選択
・レポートタイプ名、API名、説明、保存フォルダ
・リリース状況設定
主オブジェクトに紐づける各オブジェクト、およびリレーションの関係性を定義します。
保存すると下記のような画面に遷移します。
「Edit Layout」ボタンを押すと下記のようにセクション定義、各オブジェクトで使用する項目指定ができます。
従来の画面では出来なかった項目検索ができるので、項目数が多いオブジェクトでは助かりそうです。
データ型でフィルターをかけることもできます。
項目検索時には項目ラベル名、API名の両方が表示されるのも地味に助かります。
レポート作成時にデフォルトでレポート配置されている項目を指定する「デフォルトで選択」や、レポートタイプ上で表示項目のラベル名を変更できる、など従来の機能も引き続き使用できます。